developmental disorder diary

24歳で発達障害が判明した人間による雑記です。感情的な痛みの訴求ではなく、なるべくどうしたら良いかを考えていこうと思います。生きづらいけど。追記:「Developmental Disorder:発達障害」よりも「Autistic Spectrum Disorder:自閉スペクトラム症」という呼称がより適切でした。

リボトリールの離脱:体感で薬を判断してはいけない

現在、リボトリールの離脱の真っ最中。薬が持つ副作用を軽視していたお粗末さに自己嫌悪が止まらないので、どうしてこうなったのかをぐちゃぐちゃ書きます。

デパスからリボトリール

以前通っていたメンタルクリニックから、発達障害の診断をしてくれた病院に変えた際に鎮静剤をデパスからリボトリールに変えた。

最初にリボトリールを最初に飲んだとき、体感がまったくない非常に弱い薬だと感じた。これが間違いだった。

リボトリールの服用をやめた

朝起きれないため、リボトリールの服用を中断した。
デパスであれば翌日から離脱症状の不快感が現れたが、リボトリールの場合は2-3日ほどして比較的楽な不快感が現れ始めた。

この程度ならなんでもない、どうせ2週間ほどこの不快感に耐えれば薬を止めることができると見込んでいたがこれも間違いだった。

一週間ほど経過してからデパスで味わった離脱症状とほぼ同じかそれ以上の離脱症状に陥ってしまった。

デパス以上の離脱症状

どうもおかしいと思い、リボトリールについて色々調べてみたところ、力価という薬の強さを表す指標にたどり着いた。

リボトリール(クロナゼパム)は力価がマイナートランキライザーの中では割と高いものらしく、
リボトリール1mgとデパス3mgが等価らしい。

向精神薬の力価についてはこちらのサイトがわかりやすいです。

www.oct.zaq.ne.jp

体感的には全くそんなことを感じなかったため、毎日欠かさずに0.5-1.5mgを半年間続けていたのだからそれはもう自業自得。

ひどい頭痛と首肩腰の凝りと疲労感と、コンサータ63mgでも底上げできない無気力。

自戒

自分の経験と体感なんて、全く当てにならないと思い知りました。
薬を飲む前には必ず、その薬がどんなものなのか、リスクとしてどんな事が想定されるのか程度はよく調べてから飲むことにします。

ここまで読んでくださった方、どうか用法用量と体調と間違った判断にはお気をつけください。
薬についての疑問は医師にちゃんと質問しましょう。

ちなみにコンサータの服用を中断したときは、コンサータの服用を始める前の支離滅裂ダメ人間になりました。これは離脱症状と言うのか、素の自分というのか迷いますが、考えると悲しいので目を背けています。

なかなか苦しい、ベンゾの離脱

とりあえず朝おきれないので寝る前のリボトリールを中断した。

さすがにもう半年くらい飲み続けていただけあって、いくら弱い薬でも離脱で体が変な風に強張るのと少しの頭痛が辛い。

以前、一年くらい毎日デパスを1〜3mgほどを毎日のんでいたのを中断したときは、頭痛・下痢・筋肉痛・妙に暗い気分が辛かった。それに比べればマシだけど今回もなかなか・・・。

だけど悪い事ばかりじゃなくて、ベンゾ系の鎮静剤を止めると体に力が入らなかったのが割とすぐに回復するので、離脱に耐えるモチベーションになる。

離脱の他にも服用の中断にともなって、吃音気味が吃音まで悪化しやすくなることが割と辛い。

電話応対など、割と落ち着いて再生できていた会話のテンプレートの再生に難が出てきた。

小さな回転ずし屋で左隣のおっさんが「生をくれ。」という注文しているのを聞いて「寿司の多くは生じゃないか、何でもいいなら好きなの取れよ。」と思う私をよそに「えーぃ、生いっちょう!」と元気よく答える店員。運ばれてきたビールをみてようやく理解する私。

つづけて「生エビください。」と注文する右隣りの女性。 「すいませーん、生エビはないんですよ。生車エビならありますが。」
「生のエビですか?」
「はい、生の車海老になります。茹でてない。」
「じゃ、それで。」
・・・この会話はもう少しこじれると思っていた。

会話に難があることを何故か再認識するはめになった悲しい百円すしでした。

コンサータを半年ほど飲み続けた感想

現在の服用量は54mgです。
本当に何もしなくても良い日を除いて、ほぼ毎朝服用しています。

他に服用している薬はリボトリールデパスです。
リボトリールの方はコンサータと一緒に処方されており、毎晩飲んでいます。
デパスの方は自分が憤りを感じている時や、嫌な記憶や考えが頭の中でフラッシュする時に頓服として服用するために個人輸入したものです。

個人的な体感ですが日常的なストレスの量は多い方だと思っています。

以上が下記の前提です。

作用

  • 冷静になる
    • 突発的な欲求に対して理性的に対処できる。
    • 行動に移る前に一息入れることができる。
  • 覚醒作用
    • 仕事中の居眠りが半分以下に減った。
    • この薬を飲んでいても睡眠が十分でない場合、判断力など諸々の能力は著しく低下する。
  • 注意力
    • 一点についての集中力は補助されているけれど、全体的な観点などへの注意力は十分でなく仕事ではミスが多い。
      • これについては私の努力で改善すべき点である様な気がしているが、一応記載。

副作用

  • なし
    • 体が薬に慣れたのか、胃痛や食欲不振はほぼ完全に解消された。

コンサータを飲み忘れたときについて

  • コンサータの服用を始める前と同じ状態になる。
    • ベンゾ系の薬を中断した際に生じた離脱症状はなかった。

現時点での個人的な感想

体が慣れるまでは何かとストレスを感じるけれど、慣れたらとても助けになる良い薬だと思っています。

デパスレキソタンの様に飲み続けると必然的に量が増えることもなく、たまに飲まない日があっても離脱症状を感じないことも嬉しいところです。

今のところ有益な薬だと感じているので、服用を続けようと思います。

CBDオイルを試してみた

下記の動画にてCBDオイルの存在を知り、現在処方されているリボトリールも同様の症状に適応があるため、代替品になるかもしれないと思い試してみました。

250mlの小瓶を一月程度で使いきった感想ですが、リボトリールデパスには及びませんが確かに同じような効果を感じました。

無用なトラブルを避けるため輸入代行業者から購入したこともあり、費用対効果などを考えるとまだ継続利用する段階ではないと判断しました。

上記の動画では幼児のてんかんなどに対して効果を挙げている例が紹介されていること、実際に使用してみた結果ベンゾジアゼピン系の薬と似た効果を感じたこと、海外ではすでに医薬品としての実績をあげていることなどから、法の改正と医薬品としての研究が進めば、様々な症例に対する新しい選択肢になりえるのではないかという期待をしています。

追記:
ん・・・?大麻取締法で規制されているのは大麻という植物から製造された医薬品であり、大麻の酩酊成分であるTHC(植物から製造された物ではなく化学合成された物)は薬事法で規制されているだけなので、製薬会社か少なくとも麻薬取扱免状を持っている医者でれば扱えそうな気がする。
規制されているTHCはさておき、医薬品として実績を挙げていてかつ法的な規制がされていないCBDであれば、ことに化学合成されたものであれば日本の製薬会社が医薬品用途に研究することになんの制約もない気がするのだけれど・・・。

まだ調べていないのですが、これだけ成果を挙げている物質であれば投資する価値は十分にあると思うのですが・・・。

これらについて研究している企業や機関などについてご存知の方は、教えていただけると幸いです。

コンサータを3ヶ月ほど飲み続けて分かったこと

2014年5月にストラテラからコンサータに変えてもらい、3ヶ月ほど経って色々と思ったのでメモ。

要約

  • コンサータを飲んだだけで集中できる訳ではない、集中する為の環境の整備が必要
  • 自分の理解が追いつく範囲と速度の言動が自分にも周りにも負荷が少ない
  • 食事を怠ってはいけない
  • 副作用とストレスで胃腸炎になった。そのせいか便秘がち。

集中力について

  • 自分のすべきことをExcelGoogleスプレッドシートなどにまとめる
  • 各タスクの期日を調べて決める
  • ひとつずつ確実にタスクを消化する
  • 集中力が切れて投げ出しそうになったら、今のタスクをちゃんと仕舞ってから休憩を取る
  • 本を読むなどするときは、ソファに寝転びながら読むなど自分の楽な体制で行う(重要)

コンサータを飲んでいても、集中力とやる気が出ないことが結構ある。
休日はコンサータを飲んでいても、つい昼寝をしてしまう事もしばしば。

楽な姿勢を取ることが、目前のタスクに集中する上で一番重要だと思う。

食事について

  • 私の場合、コンサータを飲むと副作用で胃が荒れて食欲が低下する
  • 食事を怠ると血糖値が下がり頭痛や倦怠感の原因になる

2014/12/06追記:体がコンサータに慣れたのか、胃の不快感はなくりました。

対策

  • コンサータはかならず食後に飲む
  • 麺類をやわらかく煮て食べる、パンを水で流し込むなどすると負担が少ない
  • 食事の間隔が長い場合は、米類を多めに食べる
  • 胃腸に不具合を感じたら、内科か神経内科を受診し、その結果を精神科医に報告する
私が摂っている栄養補助食品

なんとなく必要そうなので、摂っています。
今のところ健康診断でも問題は見つかりませんでした。

便秘への対策

  • 食事量を増やす(これが一番重要です)
  • アップルペクチンを摂る(地味に効きます)
  • 前回の排便時から2日間便秘が続いた場合は市販の下剤を飲む

下剤について

市販の下剤は400錠で1000円くらいで販売されています。
パッケージに記載されている用法の半分か1/3くらいの量から試す事をおすすめします。
詳しいことは、ドラッグストアの薬剤師の方から説明を受けてください。

その他

私にとっては、コンサータが最善の処方である事は間違いないと思っている。
この薬には本当に助けられていると実感している。
だけど、これを飲み続けるのは正直なところ、辛い。(主に胃腸が

嫌な記憶が頭を埋める

よく過去の失敗や罪悪感が思考を占有します。

そうすると独りでもんどり打つ事になり、変な独り言を喚くことになり、非常に辛いです。

こういう時はデパスを飲むのですが、半年くらい連用した結果、体に力が入らなくなり離脱に苦しみながら服用を中断した過去があるので、常用は避けたいところなのですが・・・。

何か良い安定剤がないか、主治医(?)に相談してみます。

後先考えず、とった行動が後のツケや負い目になり思考を埋める嫌な記憶の一部になります。

人生の大半を後先考えずに生きてきたとなると、それはもうなんとういうか、どうしてこうなったんだ・・・。

薬が効いてきたので少し落ち着き、眠くなってきました。

私の脳の反応に安寧が欲しいです。

余計な思考や記憶などがフルスピードで動き回りながら、また別の断片がバチバチと火花の様に飛び散るような脳は生産的ではないので嫌いです。

発達障害の薬について

発達障害には根幹的な治療法が存在しないため、対処療法的に薬で症状を緩和するしか対策がありません。
私が試した薬について、私の感想を書こうと思います。

下記はあくまで私個人の感想です。
こんな人もいるんだな程度の気持ちで読んでください。
あと、後半はもうほとんど愚痴です。感想文ですらない。

ブプロピオン(Bupropion)

※この薬は2014年6月現在、日本では認可されていません。
私は病院で治療を受ける前、この薬を海外から個人輸入をして一ヶ月ほど飲んでいました。

  • この薬には下記の3つのタイプの錠剤があります。
    • 即時放出型(instant release)
    • 持続放出型(sustained-release)
    • 延長放出型(extended release)

私は長時間作用するタイプであれば何でもいいと思っていたので150mgの持続放出型(SR)錠を購入し、毎朝1錠を服用していました。
朝飲めば夕方くらいまでは効いている感じがしました。

  • 私が感じた効果は下記の3点でした。
    • 緊張時(精神的な負荷が大きい時)の心拍数の上昇
    • ストレス過敏
    • チョコレートなどの嗜好品に対する欲求の減少
    • 短時間だけ持続する集中力の増加(持続時間は数分程度)

効果が全くない訳ではないのですが、不注意や先延ばしなどは改善されませんでした。
1ヶ月ほど服用を続けた結果、いつの間にか飲まなくなっていました。
糖衣錠には見えないのですが、舐めるとほのかに甘い味がしました。

禁煙補助薬としても使われていると知ったせいか、なんとなくタバコと作用が似ている様な気がしました。
私には気休め程度にしかなりませんでした。

アドラフィニル(Adrafinil)

※この薬は2014年6月現在、日本では認可されていません。
※肝毒性が強いとのことでアメリカでは同成分の市販薬が販売停止になったことがあります。
※そもそも発達障害の薬じゃないっぽい。ダメじゃん。

この薬も海外から購入しました。
300mgを朝に摂取したのですが、軽い頭痛がズキズキと半日続いただけで特になんの効果もありませんでした。
頭痛になるための薬なんてバカバカしくて飲む気になれず、ゴミ箱に捨ててしまいました。

もしかしたら偽薬だったのかもしれません。
正直、海外から薬を輸入するのはあまりおすすめしません。

  • 私が感じた効果は下記の1点でした。
    • 頭痛(たぶん副作用なんだと思うけど、これしか感じなかった)

ストラテラ(Strattera)

これが病院で最初に処方された、発達障害の症状を和らげるための薬でした。
最初に服用したとき、頭の中が非常に静かになったことに驚きました。

40mgを毎朝1錠を2週間ほど続けたのですが、下記の副作用が酷かったことと不注意や先延ばしなどの発達障害に起因する諸問題が改善されなかったため、私は服用を断念しました。

しかし頭の中を静かにする効果はこの薬が一番強かったと思います。

  • この薬の副作用
    • 腹部の不快感
    • 吐き気
    • 苛立ち・情緒不安定
    • 眠気
    • インポテンツ

ブプロピオンと同じ様なものだろうと思っていたのですが、ストラテラの方が断然強力でした。

  • 私が感じた効果は下記の1点でした。
    • 頭の中が静かになる(ただし最初のうちだけ)

コンサータ(Concerta)

2007年のリタリン騒動のせいで「覚醒剤」と揶揄されがちな成分の薬ですが、この薬が一番堅実だと私は感じています。

私は会議などでは居眠りの常習犯だったのですが、この薬を飲みだしてから居眠りが減りました。
※プロジェクターを使うために部屋を暗くしたりすると特に顕著で、数分程度で眠ってしまうことが多かったです。

不注意や先延ばしや失読も少しは改善され、かろうじて健常者として生きていけるかもしれないという希望を持つことができました。
※希望と呼んでいいのか躊躇してしまいますが、最悪だったのが多少マシになったということ可能な限り前向きに表現しました。現実は厳しいです。魔法の薬なんてありません。

  • この薬の副作用
    • 喉・口が乾く(慣れると、この症状はなくなる)
    • 心拍数が上昇し、胸が苦しくなるときがある(精神的負荷が高い時に多い)
    • 食欲が低下する(食べようとすれば食べれるが、欲求が低下する)
    • まれに便秘になる(忙しい日が続くとなる気がする)
    • テンションが上がらなくなる(なんというか、激しい運動や、視覚や聴覚に対する過度な刺激がうっとおしくなる)
    • 頭痛
    • 肩こり

この薬を飲んだからといって興奮状態になることは個人的にはありえないと思っています。

以前、カバンの中で行方不明になっていたコンサータ27mgを2錠見つけたので、それらを短時間で吸収できるように摂取したのですが、結果としては副作用が強調されただけだったので、ウワサがひとり歩きしてるなぁ・・・と思います。

そもそも欧米で主に乱用されているADHDの薬はアデロール(アンフェタミンですし、たぶんその辺の話と過敏症か誇張壁のある人の体験談などが混ざりあった結果 「リタリンすげー」っていう噂が広まって、その噂を鵜呑みにした人たちが噂を再現すべく量を理不尽に増やしてみたり、砕いて鼻から吸ったりと創意工夫を凝らした結果、 そりゃまぁそんなコトしてればおかしくなるよねっていう連続飲酒みたいな悪い用法用量が広まって、その面白おかしい阿鼻叫喚を正義感の強いジャーナリストたちが目ざとく見つけ、 その情報をもとにクリエイティブな方々が制作した報道番組は彼らが感じた印象を世間に広くかつ的確に伝達し、ついには厚生労働省まで届き、 ガイドラインに載っている服用の中断方法すら無視して、処方の一律禁止という異例の対応で幕を引きました。
厚生労働省と報道機関が官民一体となって病院を掛け持ちして向精神薬をかき集めることができるシステムはさておき※、 悪しき薬物中毒者発達障害精神疾患達からリタリンという選択肢だけを取り上げたという美談ですが、一体何がしたかったんでしょうか。
もし誰か2014年6月現在の東京都知事に会う機会があったら、当時何を考えていたのか聞いてみてください。
「瞑想中だったから何も考えていなかった。」とか言ったら、あの座禅のスパンキングに使う卒塔婆みたいな木の板の広い面ではなく角で思い切り叩いてやってください。

※現在、リタリンコンサータなどについては厳重な流通管理の下、処方されているはずと私は強く願って信じています。

ただし、健常者が向精神薬を長期間摂取し続けた場合、健常者でなくなってしまうリスクは確実に存在すると思います。
脳という器官は非常に繊細で一部の機能が低下するだけで鬱などの精神疾患になります。
幸運にも正常に発達することができたのであれば、どうかその幸運を大事にしてください。
薬なんてものを飲まずに周囲と自然に談笑し、人並みに仕事をこなし、夜は安らかに眠れるとしたら、それ以上はありません。
「健常者でもそんな奴いねーよ、寝言言ってんなよコラ」
と思う人もいるかもしれませんが、どれか一つでもできるとしたら私は羨ましいです。
あと、そのような感想を抱く場合、心または頭を病んでいる可能性があるので受診をおすすめします。

メチルフェニデートメタンフェタミンが似ているという幻想

本当にそんな作用があるとしたら、例え発達障害精神疾患で服用してるような非定型の人にも、その作用が顕著に現れるはずだと私は思います。

メタンフェタミンやMDMAやコカインといった、ハードドラッグの中でアッパー(興奮剤)に分類される薬物の体験談で最初の一回が全く効かなかったという話を私は聞いたことがありません。
麻薬の常習者といった危険を顧みず過度な刺激を求めるタイプの人は、かなりの割合で非定型の人間がいると私は思っています。

麻薬常習者の中に非定型の人間が一定数存在していて、彼らがメタンフェタミンなどを摂取することで高揚感を得る事が出来ていてメチルフェニデートにもそれらと同じ様な作用があるとしたら、私が1度に54mgのメチルフェニデートを摂取した際には何らかの高揚感があってしかるべきだと思うのですが、実際に感じたのは動悸肩凝り強い緊張感といった高揚感とは程遠い、実に不愉快なこの薬の副作用のオンパレードでした。

以上のことからメチルフェニデートは麻薬としては、到底使い物にならない程度の物ではないかと推測します。

メチルフェニデートを指して「覚醒剤」と揶揄するのは、車輪とエンジンが付いていて走行する機能があるという共通点だけで、ドラッグレースの競技専用車両と軽自動車(または原付き)を同じ物として扱うのと同じことだと思います。

軽自動車も十分危険な道具かもしれませんが、頭のイカれたスピード狂の方々の欲求を満たすために作られた道具と、
生活する上で必要な機能だけを持たせた道具を同列に扱うのは、あまりに見当違いだと私は主張します。
※決してドラッグレース愛好者のことを悪く言っている訳ではありません。ご容赦ください。

日本で「覚せい剤取締法」で規制されている“アンフェタミン”ですら“メタンフェタミン”の効果の1/3程度(もっと低い?)しかないのに、アンフェタミンの足元にすら遠く及ばないほど効果の弱い上に、注意を固定して気分の高揚を阻害するメチルフェニデートが麻薬としての需要に応えられる訳ないじゃん。つーか作用下でも眠けりゃ眠れる様な薬と、嘘か本当か知らんけど3日間眠れないなんて言われている様な薬を同じ物のように語ってんじゃねーよ。合法的に酩酊状態になりたいなら酒でも飲んどけよ。
というのが私感です。

ダラダラと長くなってしまいましたが、メチルフェニデートに対する誤解や変な期待を持って使う人が減り、リタリン騒動が再び起きないことを切に願います。

それ以上に投薬による対処療法ではなく根幹的な治療法と、義務教育期間中に発達障害を発見できる仕組みが確立される事を切に願います。