犬が死んでしまった
飼っていた犬が死んでしまった。
拾った犬なので年齢は推定16歳前後、日に日に弱っていくのが見て取れた。
医者に連れて行った翌日に、私が会社に行っている間に死んでしまった、虫のしらせなのかその日に社員証の紐が切れた。
私もいずれこうなるのであろうと、生き物であったことあることが悲しくなった。
懐かしい思い出を振り返った、彼は元気でひょうきんだった。私より先に死んでしまうのは仕方ないことと理解はできるけれど違和感があった。
火葬業者に電話をしたら明日の引き取りが決まった。あっけなく淡々と生き物は生きて死んでしまう。
いろいろなものが味気なく感じてしまう。味気あるというのはどういう状態だったろうか。味があるということだろうか。意味というのは意の味だろうか、頭がうまくまわってくれない。
人間が生きる上で、精神衛生を保つために必要なのは見出すことだろうか。